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いつまでも どこまでも [川柳]

 「いつまでも」そして「どこまでも」夢を追いかけていきたいものだ。そうでないと死んでしまうしかないのだから・・。人間は宇宙そのものだから、際限がないはずなのだが終わりがあるのは時間軸と云うものの絶対支配下にあるからなのだ。もちろん宇宙にも終わりがあるだろう・・・だがそれはカオス(渾沌)=原初・・への収斂として巡り巡ってゆく回帰。寸刻の粒子の生であってもドラマがあり、死と生を繰り返す魂の営みがある。そういう風に思うようにしている。川柳の世界把握はこういうことに由来するのではないかと考えている。


死に票とわかっていても夢を賭け


戦争を仕掛けて息を継ぐ世界


生贄はいつも庶民となる構図


敵の敵 獅子身中に寄生する


和平とはインターバルのようなもの


内向きの顔 外向けの面汚し


宿願を果たせば民が逃げてゆき


身の程を知って血よりも水が好き


安全の神話にすがるエゴの貌


温暖化黒い揚羽が北めざす


日曜日カミキリムシはひと仕事

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