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近詠 2020.06前半 [俳句]

 節くれが鯵の皮引く夕日かな

② 黒南風やわづかに見留むけものみち

③ 切岸の花合歓月にさやぎけり

④ 透きとほるみちの果なる雲の峰

⑤ 山の端の食はるるままに五月闇

⑥ ががんぼや玻璃のうへなる仁王の手

⑦ 結ぼほる夢より覚めて桜桃忌

⑧ 物いはぬ草に言問ふ喜雨の色

⑨ 梅の実の熟るるやをさなつまの声

⑩ 谷越ゆるみちすんすんと夏燕

⑪ 風透きとほる蜘蛛の囲の浄土かな

⑫ 麦の秋風アル中の目に涙

⑬ 雲立つや黙(もだ)のうちなる蝉しぐれ

⑭ 長崎忌みなと煮えたる記憶持つ

⑮ 灼(や)かれても見よふるさとの風の中

⑯ やまももの黒き落つるや雨の歌

⑰ 梅の実の熟れて紅きをしやぶりけり

⑱ 梅雨入り(ついり)かな 世紀刻めるをんな棲む

 

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M・Y氏への返信 2020.06.07 [私見]


★ 朝鮮統治に関して


併合説とするか侵略説とするか、それは正邪の二元論ではありません。長らく私は保守の立場から併合と看做してきました。しかし、憲法論議と安倍総理の正体が暴露されるなかで疑念が生じるのを禁じ得ませんでした。誰が唱えているか?であると同時に誰がどう感じてきたか?ということ。今もって件の南京大虐殺があったなどという荒唐無稽は後付のでっち上げに過ぎないと思ってますし、かつての日本が帝国時代にハワイ真珠湾攻撃を行なわざるを得なかったのはユダヤ系を中心とする世界資本の支配戦略に嵌められた結果であるし、満洲国を創り上げたのもまた米英仏蘭の植民地に侵攻したのも已む無きことであったと考えています。戦時翼賛体制においては大本営発表しか知らない国民を鼓舞領導した朝日新聞社がなんら自己批判や自己解体を経ずしてアメリカの統制支配から離れるや南京を始めとするいくつもの反日幻想を創出し歴史を歪めて来たことは今後も必ずや糾弾されねばなりますまい。同時に程度の差はあれ帝国軍、将兵による蛮行があり得たことは疑いを容れる余地がないのも事実です。戦略物資が枯渇する中で大陸に橋頭堡を築きたかったのも大東亜共栄圏を夢想したのも先行植民地支配連合に拮抗し駆逐するためにはいたしかたなかったとは考えます。私たちは日本語を話し戦後の歪曲された象徴天皇制なる憲法の下で暮らす日本国籍の「日本人」の一人です。神話時代はともかく連綿たる歴史を内に保持するDNAを持つ者とすれば一度の敗戦で易々と変容できるとは考えられません。「侵略を受けた、侵略された」と感じるのは当該の人民です。併合した側ではない。おわかりでしょうか?敗戦時、かなりの「日本人」が殺戮され掠奪されました。しかるに掠奪者・殺人犯は正当性をまくしたて罪を罪として認めませんでした。表があれば裏がある・・・これは何ごとにも通じます。しかし、ものごとは二次元ではなく四次元です、表と裏だけではないはずで 「 n 」 通りの見方があると思っています。かかる立場から私は「侵略」という用語を限定的に選択使用しています。

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