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転載 5. [漢詩の話]

 拗体について 拗体とは二四不同二六対の原則ながら、横に並んでいる起承句、承転句、転結句の二言目、四言目、六言目の平仄がすべて反対になっている形式を言います。それを全反法格といいます。正常では、承句と転句で並んでいる字の平仄を同じにしないといけません。これを粘(ねん)法と呼びます。 七言絶句の基本形は以下の通りです。 平起式(二言目が平字であること) ↓ ○○●●●○◎ ●●○○●●◎ ●●○○○●● ○○●●●○◎ これを正格として、仄起式を変格といいます。五言絶句では仄起式が正格。 ※ ○は 平字(平坦な音)(平声:ヒョウショウ)  ●は仄字(尾音が上向き、下向きあるいは、詰まったり尻すぼみだったり・・変化を持つ音)(仄声:ソクショウ)(上声・去声・入声(ニッショウ;文語でいう「フ・ク・ツ・キ・チが音末の字))  ◎は平字の韻  仄字の韻は⦿と表します。

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