今回は不在者投票をしないで、割り当てられた投票所に行くことにした。閑散とした投票風景には毎度ながらこの国の未来への不安を感じる。たいそうな雨の中 傘を差してくる人よりも車で来る人が圧倒的に多い。これは過去の晴れていた日でも同じだったが・・。

(川柳)

避難所の未来を分ける浮動票


夏風邪かい目がしょぼついて投票所


大雨に祝杯挙げる保守の陣


 すこし脱線して以前の句を一句。


腰痛に乾いた風がなつかしい


近詠の歌 3首

(短歌)

鼻水にティッシュの箱が空っけつ ロールペーパー傍に置いてる


涼やかな腕を伸ばして緋扇のねむが刈られて幾度めの夏


雨の夜白蛾もきたりさらばふる吾も迎ふる闇にただよふ


(俳句)

投票に行くかやめるか螻蛄の道